2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。
第8回目として2021年10月22日(金)に開催したQWSステージ#8では、QWSで活動する16チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。今回から
・SQI協議会より、「SQI協議会最優秀賞」×1プロジェクト、「SQI協議会優秀賞」×3プロジェクト、
・味の素株式会社様より企業賞として「味の素賞」×1プロジェクト
をご用意いただきました。
受賞プロジェクトは以下となります。
■SQI協議会最優秀賞
プロジェクト名:渋谷肥料
問い:渋谷を「消費の終着点」から「新しい循環の出発点」にシフトできないか?
概要:渋谷肥料は、渋谷を「消費の終着点」から「新しい循環の出発点」にシフトするプロジェクト。渋谷から出た生ごみを肥料に変えて、現在は栽培キット・サーキュラースイーツ・サーキュラーコスメの開発と販売を進めています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:GOOD FOOD GOOD MOOD
問い:私たちはなぜ、食事をするのか?-バイタルデータで紐解く「食事」-
概要:「食事」には栄養摂取・料理を楽しむこと(五感)・食卓(場)の3つの性質があります。健康的な食事と言うと、栄養摂取に関する介入に完結しているのが現状ですが、完全食が存在する今でも人々は「食事」をやめようとはしません。
なぜでしょうか?それをバイタルデータや心理指標を利用して解明し、プロセスを公開することで、「食事」文化の再構築を行います。人々が「食事」で自分たちの総合的健康にアプローチできる食文化をつくりたいと考えています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:stitch_
問い:一枚の服に愛着を持つには?
概要:stitch_は、一枚の服に想いを込めるファッションデザイナーさんと消費者の方を直接繋ぐ、産直コミュニティアプリを作っています。個の価値軸やこだわりを追求したクリエイションを強みとするデザイナーさんの抱える、ビジネスリソースが不足しキャッシュフローが不安定であるという課題に対して、ビジネス面をサポートしてファンコミュニティを中心とした新たな収益基盤を確立していきます。
消費者の方に向けて、作り手が込める想いやストーリー、製造過程といった文脈を前提に伝えることで一つの服に愛着を持つ価値軸を育てると同時に、服や作り手への共感をベースにしたコミュニティを楽しむことができるリアルとデジタルの融合した次世代のファッション体験をつくります。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:Sustainable Game
問い:中高生と企業の共創は社会の二項対立をなくすイノベーションを起こせるのか?
概要:私たちは「誰1人取りこぼさないゲーム(社会)モデル」SustainableGameを生み出すことを目指し、企業と中高生の相互の状況を深く理解し、ESG課題解決を目的とした共創環境をオンライン上に構築するプラットフォームを実装します。
■味の素賞
プロジェクト名:PROTELINK
問い:タンパク質不足の世界を生き抜くには?
概要:タンパク質危機と地球環境問題は密接に関係していると考えています。「地球に住み続けられる食事」を追及しながら、タンパク質不足の世界を生き抜くための仕組み作りにチャレンジします。