2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。
社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が
3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。
QWSステージはゲストによる問いの感性を刺激するキーノートトークから始まり、その後プロジェクトによるピッチ、表彰式という流れで進んでいきます。
今回はゲストとして株式会社arca CEO / Creative Director 辻 愛沙子 氏に「”問いを立てる”意志を持ち続けることの重要性」をテーマにお話いただきました。
また、第16回目として2023年10月26日(木)に開催したQWSステージ#16では、
QWSで活動する21チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。
QWSステージ#16ではSQI協議会より、
・「SQI協議会最優秀賞」×1プロジェクト、
・「SQI協議会優秀賞」×3プロジェクト、
企業賞として株式会社NTTデータ様より
・「NTTデータ賞」×1プロジェクト
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様より
・「セブン‐イレブン・ジャパン賞」×1プロジェクト
山梨県様より
・「山梨県賞」×1プロジェクト
をご用意いただきました。
受賞プロジェクトは以下となります。
■SQI協議会最優秀賞
プロジェクト名:ISSA KITCHEN TOKYO
問い: バリアフリーな食はどこまで食の壁を打ち壊せるのか?
概要:重度のアレルギー患者である弟を持つ創業者が、目の前にあるアレルギー問題を解決したいという思いから立ち上げた「ISSA KITCHEN TOKYO」。食物アレルギー関連の商品の開発や販売を行い、食物アレルギーがある人もない人も誰もが食を共有し、楽しむことができる世界を目指し、活動しています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:IKO「板橋第十小学校の研究を面白くする会」(https://shibuya-qws.com/project/iko**)**
問い: 公立小学校で1000人の大人と出会うと子どもはどんなキャリアを描くのか?
概要:板橋区立板橋第十小学校の教員のみで構成され、校務のお仕事とは別に小学校をより面白くするために作られたプロジェクトです。先生たちが「探究学習」に取り組んでいくにあたって、一年間で子供たちが多様な1000人の大人たちと出会い、さまざまな選択肢を知った上で自分なりの人生設計をつくることを目的としています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:One by One Music(https://shibuya-qws.com/project/onebyonemusic**)**
問い: 動物が音楽を聞く世界は訪れるだろうか?
概要:人間と動物が一緒に住むことが当たり前になった今、お留守番で一人ぼっちになったペットが分離不安症という精神病を患ってしまうという課題が生まれています。One by One Musicは世界初の実験結果を用いて、自動で作曲するプログラムによって、人間も動物も飽きさせない音楽を制作し、サブスクリプションモデルによって動物のためのリラックス音楽を提供します。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:mairu -福祉タクシーと利用者のマッチングシステム- (https://shibuya-qws.com/project/mairu**)**
問い: 誰もが行きたい場所へ移動できたら、どんな世界になる?
概要:世の中には身体的ハンディキャップを抱え、自力での移動が難しい方が数多くいます。彼らの移動を支えているサービスは「福祉タクシー」や「民間救急」と呼ばれていますが、検索と予約の手間が利用者にとって大きな負担になっているのが実情です。mairuは、この課題にマッチングという観点から取り組むことで、福祉タクシーを起点として移動を全ての人にとって開かれたものに変え、「望む場所に誰もがたどり着ける社会」の実現を目指します。
■NTTデータ賞
プロジェクト名:mairu -福祉タクシーと利用者のマッチングシステム- (https://shibuya-qws.com/project/mairu**)**
問い: 誰もが行きたい場所へ移動できたら、どんな世界になる?(SQI協議会優秀賞とW受賞)
概要:上記参照
■セブン‐イレブン・ジャパン賞
プロジェクト名:ISSA KITCHEN TOKYO
問い: バリアフリーな食はどこまで食の壁を打ち壊せるのか?(SQI協議会最優秀賞とW受賞)
概要:上記参照
■山梨県賞
プロジェクト名:Art Meet(https://shibuya-qws.com/project/artmeet)
問い:アート作品を実際に観た体験価値を他人と共有するにはどうしたら良いだろうか?
概要:人々はアート作品に対して、実際に観ることに価値を感じている。そしてその価値をSNSで発信することにより他人からの共感を求めている。
現状はinstagram、facebookなどのSNSがその欲求の受け皿になっている。しかしアートを実際に見た価値、体験についてもっと掘り下げると新しい”なにか”を産み出せる予感を感じた。その”何か”を今回のプロジェクトで見つけてカタチにすることを目的として活動します。
次回17回目のQWSステージ#17は2024年1月25日(木)を予定しております。
プロジェクトの雄姿をぜひご覧ください。