2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。
社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が
3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。
QWSステージはゲストによる問いの感性を刺激するキーノートトークから始まり、その後プロジェクトによるピッチ、表彰式という流れで進んでいきます。
今回はゲストとしてクルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主 影山 知明 氏に「”光”のような進むべき道筋を示してくれる”問い”の重要性」をテーマにお話いただきました。
また、第17回目として2024年1月25日(木)に開催したQWSステージ#17では、
QWSで活動する13チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。
QWSステージ#17ではSQI協議会より、
・「SQI協議会最優秀賞」×1プロジェクト、
・「SQI協議会優秀賞」×3プロジェクト、
企業賞として味の素株式会社様より
・「味の素賞」×1プロジェクト
株式会社NTTデータ様より
・「NTTデータ賞」×1プロジェクト
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン様より
・「セブン‐イレブン・ジャパン賞」×1プロジェクト
山梨県様より
・「山梨県賞」×1プロジェクト
をご用意いただきました。
受賞プロジェクトは以下となります。
■SQI協議会最優秀賞
プロジェクト名:IKO「板橋第十小学校の研究を面白くする会」(https://shibuya-qws.com/project/iko**)**
問い: 公立小学校で1000人の大人と出会うと子どもはどんなキャリアを描くのか?
概要:板橋区立板橋第十小学校の教員が探究学習の実践をよりおもしろくするために作られた「IKO」。総合的な学習の時間を中心に教科を横断した探究学習を各学年で計画しています。1000人の大人と出会い多様な生き方を学んだり、大人との共同プロジェクトを形にしていくことで自己効力感を高め、1年間を通して子どもが自分なりの人生設計を作っていくためのサポートをしています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:言葉のコレクションアプリ『biblog』(https://shibuya-qws.com/project/biblog-quote-huntingapp**)**
問い: 言葉をコレクションする習慣から、Interestは育めるか?
概要:良い言葉は人々にインスピレーションを与え、前に進む力をくれるもの。言葉をコレクションするアプリ『biblog』を開発し、自分のInterest(興味・関心)と向き合う時間を生み出すために活動しています。言葉のコレクションという習慣を通じて、自分の感性を探索し、メンターとなる言葉と出会い、Interestを育む人を増やすことを目指しています。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:One by One Music(https://shibuya-qws.com/project/onebyonemusic**)**
問い:動物が音楽を聞く世界は訪れるだろうか?
概要:人間と動物が一緒に住むことが当たり前になり、留守番などで一人ぼっちになったペットが分離不安症という精神病を患ってしまうといった課題が生まれています。One by One Musicは世界初の実験結果や自動で作曲するプログラムによって、人間も動物も飽きさせない音楽を制作し、サブスクリプションモデルによって動物のためのリラックス音楽を提供します。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:Soullume Project(https://shibuya-qws.com/project/soullumeproject**)**
問い:江戸東京野菜は東京の新しいグルメブランドになるのか?
概要:絶滅の危機に瀕している「江戸東京野菜」を多くの人に知ってもらい、農家さんの想いを後世に伝えるため、江戸東京野菜を使った商品を開発するSoullume Project。認知度をあげるためには、自分が生まれ育った場所に対する愛着、すなわち「地元愛」がキーワードになるのではないかと考え「地元愛」に着目した新しい形の地域創生を探究します。
■味の素賞
プロジェクト名:One by One Music(https://shibuya-qws.com/project/onebyonemusic**)**
問い:動物が音楽を聞く世界は訪れるだろうか?(SQI協議会優秀賞とW受賞)
概要:上記参照
■NTTデータ賞
プロジェクト名:exp-and(https://shibuya-qws.com/project/exp-and)
問い:限界理系大学院生を格好良くできるか?
概要:本プロジェクトは研究室やIT企業のユニフォームとしてエンジニアコートを導入することを目的に、ファッション性と機能性を両立したエンジニアコートの制作・製品化を行うプロジェクトである。"服"には人の自信や気分を上げる効果がある。「白衣オタク」の私が出会ったエンジニアコートというアイテムは、様々な観点から研究室詰めの大学院生やITエンジニアのユニフォームに最適だと考えた。
このエンジニアコートの潜在的価値を利用することで、彼らのさらなる社会的飛躍を支援し、最終的に日本の情報技術力の向上の手助けができると信じている。
■セブン‐イレブン・ジャパン賞
プロジェクト名:SKIP 〜Silicon Valley Keio International Program〜
問い:もし食べログならぬ「ひとログ」があったら? 〜日本人の人としての魅力を掘り下げることで、日本の魅力を再発見したい〜
概要:「日本の若者にも、日本人の『人』としての魅力を知ってもらいたい」これはスタンフォード大生から言われた言葉です。 日本人の「人」としての魅力、地域コミュニティでの繋がりに着目し、日本の若者、そして外国人に対する「人」を主軸とした、新しい観光スタイルを生み出すことを目指します。
日本各地のどこにどのような人がいて、その人はどのような想いで何をしているのかなど、その人の魅力が可視化され伝わるプラットフォーム作りをしていきたいです。
■山梨県賞
プロジェクト名:ウルトラライトタウン
問い:都市ってもっとライトにつくれないの?
概要:もっとライトなまちができたら生活はどう変わるだろうか。たとえば不動産。
地面にくっついていないで、建物にタイヤがついたら?
ドローンで浮かばせられるようになったら?
どこでもすぐに広げられるお店ができたら?
もっと自由にもっとやりたいことがもっと気軽にできる世界ができるかもしれない。今
まで縛られていたものから一気に解き放たれる未来がくる。
私たちはそんな近未来のまち「ウルトラライトタウン」を構想するプロジェクトです。
次回18回目のQWSステージ#18は2024年4月25日(木)を予定しております。
プロジェクトの雄姿をぜひご覧ください。