2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。
社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。 QWSステージはゲストによる問いの感性を刺激するキーノートトークから始まり、その後プロジェクトによるピッチ、表彰式という流れで進んでいきます。
今回はゲストとして株式会社Voicy 代表取締役CEO緒方 憲太郎 様より、第23回目のキーノートトークとしてお話をいただきました。
また、23回目として2025年7月24日(木)に開催したQWSステージ#23では、QWSで活動する20チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。
QWSステージ#23ではSQI協議会より、
・SQI協議会最優秀賞」×1プロジェクト、
・「SQI協議会優秀賞」×3プロジェクト、
企業賞として東急株式会社様より
・「東急賞」×1プロジェクト
株式会社セブン&アイ・ホールディングス様より
・「セブン&アイ・ホールディングス賞」×1プロジェクト
山梨県様より
・「山梨県賞」×1プロジェクト
ADDReC株式会社様より
・「ADDReC賞」×4プロジェクト(SQI協議会最優秀賞×1/ SQI協議会優秀賞×3)
をご用意いただきました。受賞プロジェクトは以下となります。
■SQI協議会最優秀賞
プロジェクト名:comodo.
問い:両親の関係性が子どもに与える影響はどれだけ大きいのか?
概要:『子どもは社会の宝である』
未来を創る子どもたちを大切に育てていくことは現代を生きる大人たちの役目であるが、現状子育ては課題が山積みである。
人格形成期に最も重要な幼少期の大部分を子どもは親と過ごす。親が子どもに与える影響は計りしれない。良い方向にも悪い方向にも子どもを導くことができる。そこで、私たちは「両親の良好な関係」、特に「両親の対話」に焦点を当て、子どもを取り巻く環境を暖かいものにしていきたいと考える。子育てという広いジャンルにおいて、このチームだからこそ見えてきた側面であり、挑戦すべきテーマである。子育ての固定概念を覆し、革新を起こしていく。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:ToI Nexus
問い:世界から詐欺をなくし自分と同じ思いをする人をなくすには?
概要:我々が開発しているのは、長年社会問題となっている高齢者の「特殊詐欺」を解決するプロダクトです。開発を決めたのは、1年半前に自分が詐欺被害に遭ったからです。このデバイスは、リアルタイムで固定電話の詐欺電話を検知することができます。メンバーと協力しデバイスの社会実装を進め、自分と同じ思いをする人を増やさないために全力で開発を進めています!!
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:synapses
問い:オールドメディアとSNSの共存時代 ーメディアは人権の敵か味方か??ー
概要:メディアは社会を映す鏡である。
オールドメディアは信頼性の高い情報を提供する一方で偏りの危険性があり、SNSは多様な声を広げる反面、誤情報や誹謗中傷の拡散が懸念される。
本プロジェクトでは、国内外の事例をもとにメディアが人権に与える影響を検証し、情報の伝え方や受け取り方を問い直すことで、人権保護の観点から持続可能な情報環境のあり方を探る。
■SQI協議会優秀賞
プロジェクト名:ラク育
問い:全ての親が「育児って楽しい」と思える社会にするためには?
概要:ラク育は、託児所カフェ、出張託児、既存のキッズスペースを活用した週末営業のPOPUP託児所の3つの事業を展開しています。孤育て(ワンオペ育児)を撲滅し、親自身が自分らしく生きることで、子供にも良い影響を与え、社会全体の育児負担を軽減する仕組みを目指します。地域や企業と連携しながら、全ての親が「育児って楽しい!」と思える社会を実現します。
■東急賞
プロジェクト名:TailorYou
問い: 誰もが理想の服を手に入れるには?
概要:理想の服が見つからないという課題を解決するために、服が欲しい人と作れる人をマッチングし、既存の服を気軽にリメイクできるプラットフォームを作ります。特に若者をターゲットに、リメイクの敷居と金額を下げつつ、「自分が本当に着たい服」を実現できる仕組みを目指します。
作り手にはアパレルブランド立ち上げ前の方や主婦、その他一般の方などを考えており、ブランド立ち上げを目指す人々の支援や埋もれた技術の活躍の場も創出できると考えています。
■セブン&アイ・ホールディングス賞
プロジェクト名:Kotoha
問い:消えゆく言語を守るためには?
概要:わたしたちは、みんな多様なことばを母語として生まれてきました。
私たちKotohaでは、その違いが強みとなり、すべての言語が尊重され、言語の豊かさを楽しめる人を増やすことを目指します。

■山梨県賞
プロジェクト名:Gov Biz+
問い:もし自治体が公募をする際に、“前年踏襲”のような慣習ではなく、ゼロベースで最適な企業を選ぶ仕組みになったら、社会はどう変わるか?
概要:
●目的
地方自治体と企業・団体のマッチングを促進し、【より税金の活用の仕方として、効果的な、費用対効果が高い】官民連携(PPP: Public-Private Partnership)を実現する。
●背景
・行政の課題や政策に関する情報が分散しており、企業が適切な機会を見つけにくい。そのため、営業の受注率が1%を切るというくらい低い
・民間企業は、行政が提示している総合計画、個別計画、行政課題の一覧化リストを見つけられない。把握できていない。
・官民連携のプロジェクトが形式的になりがちで、効果的なマッチングが不足している。
●ソリューション:
・AI × Webクローリング技術を活用し、全国の自治体が発信する【総合計画、課題一覧のリスト、公募情報】を一括検索できるプラットフォームを提供。
・企業のサービスと自治体の課題を自動でマッチングし、適切なアプローチを支援。
・最終ゴール:住民が自らの意見をDirectに行政に伝えることが可能な、行政と住民の意見交換プラットフォームを構築し、より実効性のある官民連携を推進。
●ミッション 住民の声が、ダイレクトに"行政"に届く世の中へ
■ADDReC賞
最優秀賞・優秀賞PJ全員
次回24回目のQWSステージ#23は2025年10月24日(金)を予定しております。 プロジェクトの雄姿をぜひご覧ください。