2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。
第3回目の開催となったQWSで活動する11 チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。なお、SQI協議会の審議によって以下3チームについてはQWSでの活動期間の延長を行い、継続して支援を行っていくことが決定いたしました。
■プロジェクト名:RISEbyStudy
問い:社会的課題解決と高効率な経済的持続性は両立可能か?
概要:全国のこども達の7人に1人が貧困とされるほど、貧困拡大が進む日本。その日本の経済再生の鍵となっているのが「デジタル人材」の育成ですが、現状はそのような人材が60万人不足していると言われています。RISEbyStudyでは、参加者の費用負担なしでAI人材を育成し、高度専門人材として就職を目指すサービス等の提供などによって、IT人材の不足と貧困というギャップを埋めていくことで、社会課題解決と経済的持続性の両立に挑戦しています。
■プロジェクト名:mock-bank
問い:工場におけるものづくりに携わる人は工場の外でも新たな価値を生み出すことができるか?
概要:大田区の板金加工工場を経営する家庭で育ったプロジェクトリーダーやクリエーターなどがチームとなって活動する”mock-bank”。工場とクリエーターがコラボレーションによって、新たな価値を生み出していくフレームワークを作るために活動しています。そのためには、両者がお互いの仕事にとって「理解」と「リスペクト」することが重要であると考え、コラボレーションの事例や方法を紹介するメディアプラットフォームを年内にローンチする予定で計画しています。
■プロジェクト名:kehai
問い:「気配」を起点にコミュニケーションを自然発生させるためには?
概要:昨今オンラインでのコミュニケーションが急増するなかで、オフラインでのコミュニケーションと比べて予定調和ではないコミュニケーションの発生が難しくなっていることに着目。オンラインでも人の気配を感じることができるデバイスを開発することで、遠隔でも人の距離を感じさせないコミュニケーションの創出を目指しています。
■QWSステージの全編動画はこちら https://youtu.be/35DsLE_CBWY
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