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問いと答えの連鎖から放たれる「可能性の種」_QWSステージ#05

2019年11月1日、「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに誕生したSHIBUYA QWS。社会価値につながるプロジェクトを生み出すべく、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)が3カ月に一度主催する『QWSステージ』は、QWSでプロジェクト活動に取り組んでいる会員がそれぞれの活動の中でみつけた「新たな社会価値につながる可能性の種」のプロトタイプや活動の成果を発表する場です。

第5回目として2020年1月22日に開催したQWSステージ#5では、QWSで活動する10チームが各3分間のプレゼンテーションを行いました。なお、SQI協議会の審議によって以下4チームについてはQWSでの活動期間の延長を行い、継続して支援を行っていくことが決定いたしました。

■プロジェクト名:shibuya hiryou(渋谷肥料) 

問い:渋谷を「消費の終着点」から「新しい循環の出発点」にシフトできないか?

概要:卸売店・小売店・飲食店・宿泊施設などの事業ごみが全体の7割を閉める渋谷。そうした店舗から出る生ゴミを再利用して栽培キット・サーキュラースイーツ・サーキュラーコスメを作るなど、循環型経済につながる仕組みをつくり、渋谷を「消費の終点」から「新しい循環の出発点」にシフトしていくことを目指します。

■プロジェクト名:RISEbyStudy

問い:社会的課題解決と高効率な経済的持続性は両立可能か? 

概要:全国のこども達の7人に1人が貧困とされるほど、貧困拡大が進む日本。その日本の経済再生の鍵となっているのが「デジタル人材」の育成ですが、現状はそのような人材が60万人不足していると言われています。RISEbyStudyでは、参加者の費用負担なしでAI人材を育成し、高度専門人材として就職を目指すサービス等の提供などによって、IT人材の不足と貧困というギャップを埋めていくことで、社会課題解決と経済的持続性の両立に挑戦しています。また、現在では法人向けにDX人材を育成する事業も行っています。

■プロジェクト名:I’mbesideyou

問い:オフラインよりオンラインの方が、人って理解できるんじゃないか?

概要:コロナで急速にオンライン化が進む中、一人一人の個性はますます見え辛くなっています。表情・音声・顔の向き・視線などを統合解析するマルチモーダル技術を用いて、Zoomなどのオンラインコミュニケーション参加者の様子を解析し、一人一人の反応の特徴を理解することで、その人にあったコミュニケーションがなされているかを判定する仕組みを開発しています。


■プロジェクト名:GrieFuu

問い:死別の悲しみに寄り添うことはできるのだろうか?

概要:グリーフケアとは、身近な人と死別して悲嘆に暮れる人が、その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援すること。 大切な人を亡くした時、私たちの社会で一般的に認められているのはわずか三日間の忌引休暇。子どもの場合は、学校に戻って友達と顔を合わせ、普段とは違った時間を過ごす。周りの大人は、その子どもにどう声をかけたらいいかわからず、試行錯誤をするのみ。 大切に育ててくれた親との死は、言葉で表せないほどの悲しみである。その悲しみに寄り添い、子どもたちが新たな一歩を踏み出せるような絵本を作成します。
 

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